思考を整える

だからこそ人生は豊かである

エックハルトトールさんのリトリートが終わりました。

今回のリトリートは、Know Thyself(汝自身を知れ)というテーマだったのですが、汝自身は知ることができないこと(無知の知)を学ぶ時間でもありました。

汝自身(私自身)について考えを深めていくと、私は誰なの?という疑問にいきつきます。

私がやりたいことは何だろう?
人生の目的ってなんだろう?
本当の私は誰なんだろう?

そんな疑問があふれてきます。

ですが、私たちは誰も自分自身を知ることはできないということです。
私は誰?を追い続けることは、暗闇のなかで光を探しつづけるようなものだからです。

私たちはまだ見ぬ光に「期待」を抱いて、どこまでも歩き続けます。こちらに行ったらあるのではないか、あちらに行ったらあるのではないかと歩き続けます。でもある日、暗闇のなかで出会った人にこう言われるのです。

 

光はあなた自身であると。

 

あなた自身が光であることを認識することです。自分の光がどんな色をして、どんな形をしているかは見ることはできません。ですが、自分が光を持っていることは認識することができます。そして、その光の強さや色は自分で決められるものなのです。

他人にふりまわされることはありません。
あなたの光は弱い。あなたの光は小さい。あなたの光はおかしい。そう言われている気がしたとしても、それは真実ではありません。すべてはあなたの思考の世界で起きていることです。

自分の光を認識するためには、思考と思考の間の静寂を感じることです。絶え間なく動き続ける思考のあいだに、自分という静寂を見つけることです。

例えば、子どもたちにイラだつことが起きたとします。勉強をしない、片付けをしない、静かにしない・・・日常の悲劇とも思われる出来事はすべて私自身の光を知るために起きています。まずはそのことを認識し、思考と思考の間に静寂をつくります。

子どもたちになんでできないの?と、言葉を発する前に自分を認識することです。
「私はいまイラだっている。なにに対してイラだっているのだろう?」と考えることです。

いやいやイラだっている最中にそんなことはできないと思われるかもしれません。ですが、イラだっているときこそ、自分の静寂を見つけるチャンスです。イラだつような苦しみがなければ、静寂を見つけることもできません。

また、日常のシンプルな出来事を楽しむことです。どんなに忙しい毎日であっても、空を見上げて美しいと思ったり、風を受けて気持ちがよいと感じることです。絶え間ない思考の流れのなかで、一瞬でも静寂を見つけることです。

こうして、思考のすきまに入ることができれば、あなたは自分の意識を意識することができるようになります。問題に入るのではなく、問題を生きている自分に気づくのです。

 

「問題にはいる」ことと「問題を生きる」ことでは、大きな違いがあります。「問題に入る」とは文字通り問題そのものに巻き込まれることですが、「問題に生きる」とは問題のなかにあっても自分を見失ってはいない状態です。その問題が自分の光を知るために起きていることを認識し、自分の人生を生きている状態とも言えるでしょう。

 

人生には小さなことから大きなことで、数々の苦しみがあふれています。

ですが、どんな出来事も汝自身を知るために起きていることを知ることです。
そして、その汝自身は、永遠に知ることができないものであり、知ることができないからこそ人生は豊かであるということです。

 

汝自身を知れ。

 

この言葉は、ギリシャ・デルポイのアポロン神殿に刻まれていた格言です。どれだけ時代が流れても、ひとはそれぞれの時代でそれぞれの苦しみに向き合い、生きてきたのだと思うと感慨深いです。

エックハルトトールさんのリトリートをギリシャで受けることができて本当によかったです。

さぁ、これから子どもたちが待っているロンドンへと向かいます。
ロンドンでは、船のお家を借りて住んでいるとのこと。会った瞬間に、飛びかかってくる姿が想像できます。

静寂が試されるとき。
静寂が持てなかったときには、頭ではわかっていても、
実際には無理でしたぁああーーーーー!!!!!
無理に決まってますぅううううーーーーーー!!!!!!
と大きな声でご報告させていただきますね。

 


パルテノン神殿にて「汝自身を知れ」のポーズ

ありのままに流れる水と苦悩する足

イオニア海を望むコスタナバリノの夕暮れ

(当記事のトップのアイキャッチ画像は 青とおじさん です。

 

 

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